近年、世界中で注目されているスーパーフルーツ『サジーベリー』についてご紹介します。
サジーベリーとは?
サジーベリーは、ユーラシア大陸の中・北部に広く生息しているグミ科の果物で、品種は多様で、生息地域によって形や色、大きさ、呼び名が異なります。
サジーの歴史は非常に古く、約7000万年前から存在している「太古の植物」と言われています。
フィンランドなどでは、昔からジャムや果実酒などに利用されており、食用だけでなく、健康食品や化粧品としても広く使われています。
サジーは「果実、果皮、種、オイル、葉、枝」といった多くの部分が利用可能です。
主な生息地は「乾燥した砂地」といった、植物が育ちにくい場所です。
寒さや乾燥、塩分にも強いため、西欧では海岸、中央アジアでは乾燥地や高山に分布しています。
残念ながら、日本には自生していません。
サジーベリーはその生命力の高さから、栄養価も非常に高いことで知られています。
「スーパーフルーツ」とも呼ばれ、今では世界中で注目されています。
サジーベリーの栄養素について
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続きを読むサジーベリーの果実
サジーベリーは品種によって「形・色・大きさ・味・栄養成分」などが異なります。サジーベリーの果実のサイズはだいたい直径5~10mm。9~10月の間に実り、収穫は11~2月の極寒の真冬(※)に行われます。果実の栄養価は非常に高く、さらに果物としては珍しく「油脂(オイル)」を含みます。
※ビコアサジーの場合
サジーベリーの果皮
サジーベリーの果皮の鮮やかなオレンジ色には、「フラボノイド」や「カロテノイド」などの植物が自己防衛のために作り出した物質《抗酸化成分》を多く含んでおり、乾燥した果皮を微粉末化したり、エキスを抽出したりしてサプリメントなどの健康食品に多く使用されています。
サジーベリーのオイル
サジーベリーから採れるオイルは「種子オイル」と「果実オイル」があります。特にこのオイルは《不飽和脂肪酸が多い》ことや、《抗酸化作用が高い》ことで注目されています。食品として、アンチエイジング、メタボ訴求だけではなく、化粧品としても幅広く活躍している「希少価値の高いオイル」です。
サジーベリーの葉
サジーベリーの葉は、細長い柳葉状で2~4センチほどの大きさ。葉の表は緑色、裏は銀緑色をしています。冬の勘気を感じると一斉に葉を落とし、乾燥から身を守ります。香りもよく、「健康茶」として昔から親しまれています。
サジーベリーの枝
サジーベリーの枝には名前の由来の通り、長く鋭い「棘」があります。枝や幹は硬く、成長も早いことからネパールなどの森林破壊や土壌浸食の問題を抱えている国では、《動物資料》や《良質の薪燃料》として活躍しています。
サジーベリーの根
サジーベリーの根は横へ根を張り、砂地でも値を安定させます。また根には放射菌の種「フランキア」が共生し窒素固定を行うため、やせた土地でも育つことができます。他の植物が育ちやすい土壌環境を作り出すサジーベリーは、《砂漠の緑化》にも大きく貢献しています。
サジーベリーの種
サジーベリーの種は、ゴマよりも一回り大きくタマゴ型で、硬く、焦げ茶色をしています。種から抽出されるオイルは、「オメガ3系(α-リノレン酸など)」や「植物ステロール」を多く含んでおり、希少価値は高く、高価な原料とされています。
サジーベリーの味
サジーベリーの味は「ほのかな甘み」に加え、柑橘系のような「酸味の強さ」と「果実独特の香り」が特徴的です。この独特な風味も、過酷な環境で育った《栄養価の高い果物ならでは》と言えます。それを活かして、ジュースやジャム、パイ、果実酒などの材料にされることが多いようです。